甘茶


甘茶(あまちゃ)は、ユキノシタ科の落葉低木ガクアジサイの変種であるアマチャ(学名:Hydrangea macrophylla var. thunbergii)。また、その若い葉を蒸して揉み、乾燥させもの。およびそれを煎じて作った飲料。

飲料としての甘茶は、黄褐色で甘みがあり、灌仏会(花祭り)の際に仏像に注ぎかけるものとして古くから用いられた。 一方、長野県佐久地方では甘茶を天神祭や道祖神祭等で御神酒の代用として使う風習がある。また、同市岩村田祇園祭では町内の篠澤氏が祭衆に甘茶を振舞う儀式を江戸時代から伝承している。

甘茶の甘味成分としてフィロズルチン(d-phyllodulcin)とイソズルチンを含む。苦味成分としてタンニンを含むが、カフェインは含まない。

生薬としては、抗アレルギー作用、歯周病に効果を有する。(日本薬局方に収載)

茶・麦茶などに砂糖を入れたものは本来の意味での甘茶ではない。

(ウィキペディアより)


戻る