ボタン(植物)



綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : ビワモドキ目 Dilleniales
科 : ボタン科 Paeoniaceae
属 : ボタン属 Paeonia
種 : ボタン P. suffruticosa
学名:Paeonia suffruticosa
和名:ボタン(牡丹)
英名:Peony
ボタン(牡丹、学名:Paeonia suffruticosa)は、ボタン科ボタン属の落葉小低木。

または、ボタン属(Paeonia)の総称。 別名は「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」 「深見草」「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数。

以前はキンポウゲ科に分類されていたが、おしべ・花床の形状の違いから現在はシャクヤクとともに独立のボタン科とされている。

概要
原産地は中国。元は薬用に栽培されていたが、則天武后も牡丹を愛でたという唐代以降、牡丹の花が「花の王」として他のどの花よりも愛好され、様々に詠まれ、描かれてきた。 清代以降、1929年までは中国の国花でもあった。1929年、当時の中華民国政府は国花を梅と定めた。中華民国政府が台湾に去った後、公式の国花は定められていなかった。中華人民共和国政府は現在「牡丹、蓮、菊、梅、蘭」の中から新しく国花を制定する作業中と伝えられる。

漢方
根の樹皮部分は「牡丹皮(ぼたんぴ)」として、大黄牡丹皮湯、六味地黄丸、八味丸など漢方薬の原料になる。日本薬局方にも収録されている。
薬効成分は、ペオノール(消炎・止血・鎮痛などに効く)
なお、日本の正月に飾られるハボタンはアブラナ科で、葉の形が牡丹の花に似ているが、全く別種で、放置すればそのうちにアブラナに似た花が咲く。また、夏に咲く草丈10cmほどのマツバボタンはスベリヒユ科の園芸品種で、これも別種である。

(ウィキペディアより)

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