コンニャク



目 : サトイモ目 Arales
科 : サトイモ科 Araceae
属 : コンニャク属 Amorphophalus
種 : コンニャク A. konjac
学名:Amorphophallus konjac
和名:コンニャク

コンニャク(蒟蒻)とはサトイモ科の植物あるいはその球茎から製造される食品のことである。

コンニャクを食用としている地域は日本、中国、ミャンマー、韓国で農産物として生産され、市場に流通しているのは日本のみである。日本での主産地は群馬県で国内産の9割を占める

植物としてのコンニャク
コンニャクイモ(蒟蒻芋)とも言う。サトイモ科の夏緑多年草植物で、学名はAmorphophallus konjac K. Koch。英名はelephant foot。原産地はインドまたはインドシナ半島(ベトナム付近)とされ、東南アジア大陸部に広く分布している。地下に扁平な円形の芋を持ち、地上には葉だけを出す。茎(実は葉柄)は高さ1mほどに伸び、先端は平らに開いて鳥足状に小葉をつける。小葉は柔らかくてつやがあり、楕円形。

株は次第に大きくなるが、ある程度大きくならないと花はつかない。栽培下では5-6年で開花する。開花するときには葉は出ず、また開花後に株は枯れる。花は全体の高さが2mほどにもなる。いわゆる肉穂花序の付属体は円錐形で高くまっすぐに伸び上がり、仏縁苞は上向きにラッパ状に開き、舷部(伸び出した部分)は背面に反り返る。花全体は黒っぽい紫。

生のコンニャクイモはシュウ酸カルシウムのエグ味が強く、何らかの方法でそれを除かなくては食べられない。

なお、近縁種のヤマコンニャク(A. hirtus N. E. Br. var. kiusians (Makino) M. Hotta)が四国南部、九州から奄美に自生している。

(ウィキペディアより)

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