トロロアオイ



綱: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目: アオイ目 Malvales
科: アオイ科 Malvaceae
属: トロロアオイ属 Abelmoschus
種: トロロアオイ A. manihot
学名:Abelmoschus manihot Medik
和名:トロロアオイ
英名:Aibika

トロロアオイ(黄蜀葵、学名Abelmoschus manihot)は、アオイ科トロロアオイ属の植物。 オクラに似た花を咲かせることから花オクラとも呼ばれる。原産地は中国。

紙漉き
紙漉きに使用する際に十分に洗い、打解し水に一昼夜漬けておく。漬けておくと粘性分がでて紙漉きのネリとして使用する。使用の際には濾して塵などを除去しなければならない。抽出したネリは保存がきかず、腐りやすいため冬の気温が低い時期に紙漉きが行われる。

紙漉き場などがクレゾール臭がしていることがあるが、これはトロロアオイを防腐処理のためクレゾールなどに漬けているからである。トロロアオイを乾燥させて保存しておく事も可能だが、粘性が落ちると感じる人もいるようである。現在、手すき和紙の中でも古来の方法で行っている所は少なく、ネリに化学成分で組成したものも使用しているところが増えてきている。

食用
紙漉きのためトロロアオイを栽培する地域では、ネリを作るためには不要な花を食用に供することもある。また花野菜として家庭菜園などでも栽培される。生のままサラダにしたり、天ぷら、湯がいて三倍酢などで食される。特有のぬめりがあり美味であるが、一日花であるため市場にはほとんど流通しない。

(ウィキペディアより)

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