ウコン


綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida
目 : ショウガ目 Zingiberales
科 : ショウガ科 Zingiberaceae
属 : ウコン属 Curcuma
種 : ウコン C. longa
学名:Curcuma longa L., 1753
和名:ウコン
英名:turmeric

ウコン(鬱金、宇金、郁金、玉金)は、香辛料、着色料、生薬として用いられるショウガ科ウコン属の多年草。秋ウコン、キゾメグサ(黄染草)とも。 学名 Curcuma longa [ syn. C. domestica ]。英語名ターメリック (turmeric)。

インド料理のカレーに使われることから、ヒンディー語・ウルドゥー語・グジャラーティー語のハルディ(Haldi) でも知られる。 他に、沖縄語のウッチン、インドネシア語・マレー語のクニッツ (kunyit)、ハワイ語のオレナなどでも知られる。

「鬱金」の原義は「鮮やかな黄色」。呉音「ウッコン」が転訛しウコンとなった。

利用
インドなどの熱帯アジアを原産とし、地下に肥大した濃黄色の根茎を持つ。この根茎を水洗して皮を剥き、5〜6時間煮た後2週間ほど天日で十分乾燥させて細かく砕き、使用する。 カレーに欠かせない香辛料である。

また黄色の着色料としても使われ、キゾメグサの異名がある。 カレーの黄色はウコンの色であるほか、たくあんや黄袋などにも用いられる。黄色の色素成分はクルクミン (curcumine)。

クルクミンには他に、利胆(胆汁の分泌を促進)、健胃などの薬効がある。他の薬効成分として、ターメロン(利胆)、ジンギベレン、d-α-フェランドレンシネオール(防腐)などがある。

またインド周辺では食用以外に、傷薬や肌のパック剤(体毛の伸びを抑える、肌に潤いを与える効果があると考えられている)、染料など種々の用途に使われる。

東南アジア諸国には、インドネシア原産でクルクミンの含有量が多く薬効が強い変種があり、現地名のクニッツで日本でも流通している。

(ウィキペディアより)


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