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11. 簡易定量全身オートラジオグラフィーの提案

11.2 簡易定量全身オートラジオグラフィーの骨子

 筆者はPm-147平面線源を使ってWBA切片のラジオグラフィーを行い,各臓器の厚みを測定し,自己吸収を補正して各臓器のC-14を定量する方法を開発し,本ホームページにも紹介した. 日本語版6.定量全身オートラジオグラフィー,英語版 3. A quantitative whole body autoradiography また,より広く受け入れられる方法を英語版 3. 5 Proposal of a more widely acceptable quantitative WBA に提案した.その骨子は次の通りである.

1. 各研究所あるいは学会で定められたSOPに従ってコールドWBA切片を作成する.

2. コールド切片をC-14平面線源でラジオグラフィーし,各臓器のmg/cm2/mm値を求める.

3. SOPに従ってWBA切片を作成する.マイクロトーム設定厚み(m)と,2.で求められたmg/cm2/mm値から当該WBA切片各臓器の自己吸収率を算出し,自己吸収を補正し,PSL値をBq値に変換する.


   
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