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10. C-14標識体ナノモルドージングでヒトでの代謝試験

はじめに

 核アレルギーの強いわが国ではC-14標識体を用いるヒト代謝実験はタブーであった.このタブーがわが国における薬物動態研究の大きな隘路になってきた.筆者が留学していた(1961年)アメリカでは“10μCiのC-14標識体服用,24時間尿提供,謝礼10$”の学生アルバイト広告をしばしば見かけた.最近,日本でもこのタブーを見直す気運が高まってきたことは同慶の至りである. 5.極低レベル C-14 標識薬物投与実験 で基礎的な事項を解説したが,ここではより具体的なことを説明する.

1 Bq = 60 dpm = 0.027 nCi


10.1 基礎的事項
    炭素の同位体,標識薬物,実験条件の背景,放射能の測定に関する事項,
    更に感度を上げる方策,ドーズ(薬用量)を更に低くする方策,

10.2 検討すべき課題と投与量
    試算1 C-14標識薬物22000Bq(10nmol)投与,
    試算2 C-14標識薬物2200Bq(1nmol)投与,
    試算3 C-14標識薬物110Bq(0.05 nmol)投与

10.3 加速質量分析法(AMS)との比較
 
おわりに

参考文献



   
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